足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第1回「なぜ、しみるの?」

先日、池袋にお住まいの37歳の女性の方が、冷たい水を口に含んだり、歯磨きをすると、跳び上がるぐらい歯が痛いと言って来院されました。「前の歯医者さんは『むし歯じゃないし気のせいだよ』とおっしゃるんですが、歯って気のせいで、こんなにも、しみて痛いんですか」と悲しそうにおっしゃいました。検査をさせて頂いたところ確かにむし歯ではありませんでした。では一体何だったのでしょうか?

それは『知覚過敏』と言うものだったんです。知覚過敏とは、むし歯ではないのに、歯周病などで歯ぐきが下がったり、間違った歯磨きで、歯が削れたりした場合などに、冷たい物や、歯ブラシなどの刺激で、しみる様な痛み感じるのが特徴です。この女性の方の場合は、歯は、削らずに歯科用樹脂を詰めました。処置の最後に恐る恐るお口をすすがれましたが「んっ?んっ?しみない。これで、前のように歯磨きができます」と、とても喜んでいらっしゃいました。歯がしみるのは、お口の健康の黄色信号です。かかりつけの歯医者さんで早めのケアが大切です。

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