[2014年07月23日]
D.Land 前田歯科医院について
むし歯のない状態を維持したい、いまから手をかけて将来の歯並びにそなえたい、とお母さんはいいます。
子どものむし歯は永久歯の歯並びや噛み合わせに影響を与えますし、お口の環境が悪くなることは、全身の発育、発達にも影響するなどさまざまな害があります。
この本で私がお伝えしたかったのは、乳幼児のむし歯は予防できるということです。しかもその方法は、歯科医院での定期的なメンテナンスおよびカウンセリングと、家庭でのシンプルなお手入れです。そうしたことは、最終的には正しい生活習慣を身につけることにつながっていきます。
むし歯は予防できるのに日本で乳幼児の予防が徹底されない理由は、歯が生える前からの定期管理が有効なことを、お母さんたちが知らされていないからです。
いつから子どもがどういう歯科医院にかかるべきか、そこではなにを期待できるのかについて、多くの保護者はほとんど知識がありません。
私はこれらの問題を多くの協力者のご尽力で改善し、いずれ社会を背負って立つ子どものお口の健康を保ち、健全に育成することを目指しています。特に重視するのは、乳歯に一切むし歯を作らないことです。そのためにも0歳からの予防・定期管理を徹底しています。
これまで私は、お口の健康に対する関心や意識が高まることを願って、家庭への情報提供、口腔衛生指導などに力をそそいできました。本書がその一環として、健やかな子どものお口や、子ども自身の健やかな成長のお役に立てれば幸いです。
[2014年07月09日]
正しい歯並び・むし歯予防のお助けグッズ
NUK(ヌーク)の人工乳首は医学データを基につくられています。先端のミルクがたまる部分を赤ちゃんが舌と上のあごではさみ、押しつぶさないとミルクがでないしくみが特徴です。あごの筋肉を使って飲むため、適正なあごの発達をうながし、正しい歯並びへと導くことを助けます。ミルクで育てるお母さん、母乳をほ乳びんでもち歩くお母さんにおすすめです。
むし歯予防にぜひ取り入れたいのが、キシリトールとフッ素です。むし歯菌を弱らせるキシリトールは、だ液をだすことにつながるガムが最適ですが、苦手なお母さんや小さな子どもにはなめてとかすタブレットもあります。フッ化第一スズを含む「ホームジェル」もミュータンス菌対策です。
歯質強化にはフッ化ナトリウムの入った「チェックアップジェル」をおすすめします。やはりフッ素配合物が入った「ホームジェル」にも歯を強くする働きがあります。
「ホームジェル」と「チェックアップジェル」はいつもの歯みがきのあとに使いましょう。