[2014年05月28日]
定期管理による予防の流れ〜 D.Land 前田歯科医院の場合 〜
[1回目] ヒアリング(問診)、だ液検査、その他の精密検査
子どもとお母さん両方の生活環境、お口のなかの環境、特にミュータンス菌に感染しているかどうかを調べます。
子どものお口の行く末に影響を与える家族の口腔状態も聞き取ります。
気になること、不安なことは初回からなんでもたずねてください。
[2回目] 予防プログラム提案、カウンセリング、歯みがき確認、ホームケアの方法
検査結果を科学に分析、検証し立てたプログラムを、じっくり説明します。むし歯になるしくみも学べますよ。
お母さんにむし歯菌が多ければ、子どもと平行してミュータンス菌をコントロールするなど予防します。
仕上げみがきなどのコツを伝え、お母さんにその場で練習してもらいます。
[3回目] 初期治療、食生活や生活のリズムなどのチェック
歯のクリーニングとフッ素塗布のほかに、どういう時間に寝起きし、何時にどんな食事をするか、それはお口の状態に合っているか、間食の時間や回数はどうか、歯はいつみがいているか、などをコンサルティングします。
3日間の飲食内容を家で書きだしてきてもらい、
「チョコレートは果物に代えられませんか?」
「3時のケーキは間食ですが、食後にまわせば1回の食事に含まれますよ」
といった具体的な指導を行います。
[4回目] 治療、予防処置
必要であれば歯科医師による治療を行います。
お母さんも同様です。
子どもには奥歯の溝をプラスチックで埋める予防処置・シーラントをすることもあります。
[5回目以降] メンテナンス
定期的なメンテナンスを継続的に受けてもらい、むし歯ゼロの歯を一緒に育てていきます。
むし歯菌に感染しやすい3歳未満は月に1回、3歳以上はお母さんも含めて3カ月ごとの来院です。
ただし、子供のむし歯リスクは低いけれどお母さんのリスクが高いなど、それぞれの状況に応じて、3歳以上でも毎月診せてもらう場合があります。
すべて科学的なデータに基づき判断します。
[2014年05月14日]
今日からはじめましょう!
子どものむし歯予防と
きれいな歯並びへの工夫をお伝えしましたが、
歯みがきさえすればいい、フッ素さえぬれば安心、
歯医者さんにさえ通えば・・・・・・など、
これさえやれば大丈夫、という魔法の方法はありません。
歯科医院での定期的なお手入れと
家庭での小さな心くばりにより、
子ども自身が正しい健康観を身につけていくことが、
むし歯ゼロのお口を実現するからです。
もっと知りたいことがありますか?
定期管理型の歯医者さんに、ぜひ聞いてください。
歯科医は歯を治すだけでなく、歯を守るプロでもあります。
うちの子、もうむし歯があるんだけど、ですって?
大丈夫、いまから定期管理をはじめれば、
もうむし歯になりません!
予防はいくつからでも、
遅すぎることは決してないのです。
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