[2013年05月22日]
むし歯は歯みがきだけでは防げません
むし歯菌にまったく感染せず生涯過ごす人は
ごくまれですが、
むし歯菌がいても
むし歯にならないことは可能です。
むし歯の予防法といえば、
甘いものや砂糖をひかえて歯をよくみがくこと、
と長いあいだいわれてきました。
しかし、歯みがきの回数とむし歯の本数に
はっきした関係がないことが最近わかってきました。
また砂糖を口にすることはむし歯と関係ありますが、
問題は砂糖の量ではなく食べ方で、
甘いものをだらだらと食べ続けるのがいけないのです。
むし歯予防に効果的なのは、むし歯菌のコントロールです。
子どものお口のミュータンス菌は、
キシリトールなどで善玉菌に変えれば、
むし歯を予防することができます。
.
[2013年05月08日]
キシリトールは簡単で効果が高い
食事やお菓子に含まれる砂糖を
すべてキシリトールに変える必要はありませんし、
健康的な食生活をしていれば、
砂糖の量も制限されません。
食後のキシリトールを生活習慣に加えることで、
むし歯が予防できるのです。
キシリトールは効果が高い点でも
注目されています。
妊娠中にハイリスクだったお母さんのうち、
出産3カ月目から2年目まで
キシリトールガムを毎日噛んだ人と、
6カ月ごとに歯科医院でフッ素を塗った人を比べました。
子どもが5歳になったときのDMFT( 治療が必要なむし歯、
むし歯で抜かれた歯、治療済みのむし歯の合計) は、
キシリトールのお母さんの子が、
フッ素のお母さんの子より70パーセントも少なかった、
というデータがあります。
.