[2012年11月21日]
食べると歯はとける!
むし歯菌はお口に入ってきた食べものを餌にして
ねばねばしたかたまりをつくります。
このねばねばに含まれる酸が歯の表面をとかし、
とけたところがだんだん大きくなると
むし歯になります。
食べているあいだは酸がでるので、
歯はとけ続けます。
食事のたびに実は、
ごくごく軽いむし歯になっているのです。
ところが食べるのをやめると、とけた歯は
だ液の力で健康な状態に戻ろうとします。
このように、歯はとけたり元に戻ったりを繰り返していますが、
間食の回数が多かったりすると、
歯の修復がとける速さに追いつかず、
治療が必要なむし歯になってしまいます。
[2012年11月07日]
むし歯はうつる!
むし歯はむし歯菌によって引き起こされる感染症、
つまり病気です。
生まれたての赤ちゃんにはむし歯菌はいません。
そのまま一生感染しなければ、
むし歯にはならないのです。
しかしむし歯はかぜのウイルスのように、
だ液によって人から人へと簡単にうつります。
そしていったんお口にすみつくと、
ほとんどなくすことはできません。
すみついたむし歯菌は、ほかのさまざまな条件によって、
大暴れしてむし歯をたくさんつくったり、
あまり悪さをしなかったりします。
こうした性質に注目して、
むし歯の予防管理は行われます。