[2013年07月24日]
妊娠中もかたよりなく食べましょう
乳歯の卵は胎生5〜9週の時期に
赤ちゃんのあごにできはじめ、
16週ごろには永久歯の卵ができます。
歯によい栄養素といえば
カルシウムが代表的ですが、
カルシウムだけで
健康な歯が育つわけではありません。
妊娠中はバランスのよい食事とリラックスを心がけ、
規則正しい生活をするのがいちばんです。
バランスのよい食事とは、かたよりなくなんでも食べる、
と考えるといいでしょう。
牛乳や豆腐、卵、チーズ、魚などには
カルシウムやたんぱく質がたっぷり含まれていますし、
果物や野菜にはビタミンが豊富です。
必要な栄養素はサプリメントより食事でとったほうが、
良質で体にやさしくおすすめです。
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[2013年07月10日]
検診の落とし穴
検診でむし歯を指摘する際に、
歯科医師には求められる
明確な基準があります。
まず、完全に穴があいた状態でないと
むし歯と判定できません。
歯のなかにむし歯が疑われるのに、
表面がえぐれていないときは「CO(要観察歯)」です。
保護者がついていれば
「むし歯の疑いがあるので歯科医院にすぐに行ってください」
とその場で教えられますが、
子どもが小学生になり、親のつき添いがなくなれば、それもできなくなります。
検診の精度を上げるためには全国統一の基準があることは
とても大切なことです。
学校検診ではレントゲンなどの精密検査を行わずに判断しなくてはならず、
歯科医師が視診だけで判断できるような基準になっています。
5〜6ミリ前歯が出ていても上顎前突(前歯がでていること)を指摘できず、
受け口でも2 本までの噛み合わせ異常なら、
精密検査を要する不正咬合にはチェックがつきません。
学校検診ではむし歯が疑われても指摘されないこともあるので、
大きな治療にならないように、小さいころから継続して
定期管理に通うことをおすすめします。
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