第7回「特殊な入れ歯」
先日、竹ノ塚にお住まいのご婦人が来院され「入れ歯を作ったのですが、痛くて何も噛めません。毎日が本当に辛くて辛くて。何とかなりませんか」と涙ぐまれました。検査した結果、左下の顎骨はほとんど無くなっており、通常の入れ歯では痛くて噛めないのも当然です。インプラント処置も可能なのですが、骨移植が必要であり期間も1年以上はかかります。現在、インプラント処置は歯の無いところにおける「最高」の治療法だと思います。しかし、このご婦人にとって「最高」かどうかは疑問でした。そこで、トリートメントコーディネーターと、何回も何回も相談を重ねた結果、バネがなく違和感の少ない『特殊な入れ歯』で補うことに決定しました。帰り際にご婦人は、「こんなに時間をかけて納得いくまで相談に乗って頂いたのは初めてです。感動しました」と言ってくださいました。コーディネーターはじめスタッフ一同何とも嬉しい瞬間でした。あなたも、かかりつけの歯医者さんで納得いくまで十分に相談してみてはいかがですか。
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