第10回「カリエスリスク検査?」
先日、保塚にお住まいの女性が「歯が痛い」と知人の紹介で来院されました。半年前に他の歯医者さんで虫歯は全て治療したとのこと。が、詳しく検査させて頂くと虫歯が10本以上もありました。「1年半かけて治療したのに何で!!」と憤慨されたのですが、日本の虫歯予防は世界的に20〜30年遅れているとも言われています。そこでも虫歯予防の正しい歯ブラシの方法は教えてもらえず、ましてや、カリエスリスク検査など行うはずもなかったようです。人間は一人ひとり虫歯になる「なり易さ」が違います。その科学的な検査がカリエスリスク検査です。この検査結果があって始めて、虫歯にならない予防プログラムが作れるのです。ちなみにこの方は、非常に虫歯になりやすいハイリスクのクライアントでした。治療終了時は予防プログラムに従って毎月、予防専門のクリーニングを実施しています。あなたも是非、かかりつけの歯医者さんでカリエスリスク検査と予防プログラムを実践してもらってはいかがですか。
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