第17回「えっ、切らなくていいの?」
先日、六日町にお住まいの60代の女性が、左頬の痛みで来院されました。整形外科や鍼灸に通い続けても痛みは取れず、思い余って大学病院を受診されたそうです。
しかし、とてもショックな事を言われました。「顎関節症です。靭帯を手術しましょう」。その後、ワラをもつかむ思いで当院を受診されました。詳しく検査させていただいたところ、左上に歯がなく噛み合わせもとても悪い状態でした。治療計画を相談しながら決定し歯の無いところにはインプラントを試してみる事にしました。この方の場合は、最終治療から一週間ほど経った頃から顎の痛みはウソのように無くなったそうです。そして、その日の帰り際にはこんな言葉を頂きました。「今回ほど歯の大切さが分かった事はありません。ここに来て本当に良かった。人生が変わった気がします。これからは3か月に一度は必ず定期管理に来ますね。」私たちにとってとても嬉しい瞬間でした。
顎の痛みでお悩みのかたも、かかりつけの歯医者さんにもう一度相談なさってみては・・・。
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