第３５回「治療法って、ひとつじゃないの？」
先日、４２歳の女性の方が「歯を抜きたくない！」と来院されました。
歯ぐきの腫れと出血で歯医者に行ったらその場で「抜かなければ治りません」といわれびっくりしてしまったそうです。お友達に相談したところ当院を紹介されたということでした。
検査の結果、重度の歯周病で、このままでは何本かの歯は抜くことになりそうです。
そこで歯周病の原因と治療法、さらに予防法を説明し、納得されてから治療を開始しました。歯科衛生士の行う初期治療で歯ぐきの炎症は、みるみるうちに改善。
「今、自分の口の中がどんな具合なのか、何が原因でそうなったのかやっと分りました。それにしても歯医者さんによって治療のやり方が、ずいぶん違うんですね。」
とのこと。そうなんです。
医院によって治療法や予防法が異なる場合があるのが歯科医療の特徴です。自分の受ける歯科医療に対して、納得いくまで十分に相談をして自分で決める事が満足のいく歯科医療を受けるコツなのです。
あなたはかかりつけの歯医者さんに十分説明してもらってますか？
<< 院長コラムのトップへ