第38回「歯がまた悪くなったかと思った」
先日、竹の塚にお住まいの50代の男性の方が「せっかく治療した歯がまた悪くなったみたいです。ちょうど歯の根元の部分に治療前に出来ていた膿の出口みたいなものが、また出来てしまいました。おまけに今回は非常に痛くて、この歯は、もう駄目かもしれません。」とがっかりした様子で来院されました。
詳しく検査させて頂いたところ「口内炎」だということが分かりました。よくよくお話を伺ってみると、最近は非常に忙しくて睡眠不足が続き疲れ気味だったそうです。
また、2〜3日前のブラッシングの時に歯ぐきのその部分を傷つけた事が分かりました。
しかし、「口内炎」の治療薬は今現在、特にありません。出来るだけお口の中を清潔にして、食事も熱いものや刺激のあるものは避けるようにすると、一般的には10日くらいで治ってきます。
ただし、病気の鑑別は一般の方には見分けがつきにくいのも事実です。
もしあなたが、お口のことで困った事が起きたら、かかりつけの歯医者さんにすぐ相談して下さいね。
<< 院長コラムのトップへ