第４５回「計画的治療を受けていれば良かった」
一ツ家にお住まいの４０歳代の男性が虫歯治療に通っていらっしゃいいます。まず唾液検査をして、その方に合った予防を実践し初期虫歯は元の健康な歯に戻す努力をしています。
またどうしても治療しなければならない虫歯も最小限の治療に留めています。なぜなら、治療した歯は健康な歯に比べて寿命が短いのが一般的だからです。
確かに小さな修復物は、外れやすかったり、壊れやすかったりします。しかし、大きな治療で大切な歯を台無しにする危険を冒すよりもはるかにいいと思いませんか？
それは私たちの目標は、壊れにくい修復物を入れる事ではなく、あくまでも、大切な歯を生涯守る事だからです。それには、きちんとした検査結果に基づく計画的治療が欠かせません。
この方も「以前、治療した歯は全部ダメになりました。最初から計画的治療と定期検診を受けてれば良かった」このような言葉をポツリと漏らされたのが印象的でした。
健康を大切に思うあなた、かかりつけの歯医者さんに相談なさってみては・・・。
<< 院長コラムのトップへ