足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第50回「歯がなくなる(後編)」

関原にお住まいの女性の方が、歯医者さんに通えば通うほど健康な歯が段々なくなって行く。そんな悩みで来院されました。医学的にも「う蝕(虫歯)には治癒像がない」つまり、「中期以降の虫歯は元の健康な歯には戻らない」治らないと言うことです。
では、一体、虫歯治療の目的って何なのでしょうか?
それは「形態回復と機能維持」です。
歯科用の金属や樹脂などで無くなった部分を詰めているだけで、決して元通りの健康な歯に戻しているのではありません。だから、虫歯は再発する危険性が高いのです。
カリエスリスク(虫歯になる危険度)は親子であっても違います。従って、虫歯予防も一人ひとり違います。
『その人にとっては最適な虫歯予防でも、自分にとっては違っていた』ということも多々あります。
今では唾液検査によって簡単にカリエスリスクを判断できるようになりました。あなたも自分のリスクを知り、自分自身に最も合った「虫歯予防プログラム」をかかりつけの歯医者さんに提案していただいてはいかがでしょうか。

このページのトップへ

<< 院長コラムのトップへ