足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第69回「大切ですね」

先日、島根町にお住まいの50歳代の女性の方が定期管理(定期的な歯のクリーニング)で来院された時、「以前、治療してもらった歯が食事の時に何となく痛い」とおっしゃいました。

5年前、虫歯が進行していたために、神経を取り、銀歯を被せた歯でした。すぐにレントゲン検査を行ないましたが特に歯根や歯槽骨に異常は認められません。

では何故、痛みが出て来たのでしょうか。

実は、咬み合わせが変化し、他の歯よりも強い力が加わっていたのです。本来、歯は、噛むことにより徐々にすり減り、時間とともに僅かではありますが、咬み合せは変化し続けます。

しかし、銀歯を含め修復物は、歯よりも硬かったり、軟らかかったりして磨り減り具合が異なります。

従って、咬み合わせに変化が現れるのです。

咬み合せの処置をして、2週間後に確認したところ「以前のように快適ですよ。でも咬み合わせって大切ですね。」とても嬉しい言葉をいただきました。

あなたもかかりつけの歯医者さんに相談してみては・・・。

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