第92回 「子供の虫歯予防」
先日、島根町の30代の女性の方が、2歳のお子様を連れて来院されました。ご自分が虫歯で苦労されているので、子どもは、歯で悩むことがないように、というのです。
お子様のお口を拝見しながら、虫歯と『母子感染』、『唾液検査』のお話をしました。
生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌はいません。だいたい2歳から4歳の間にお母さんから感染して定着します。この時期に気を付ければ、むし歯のない子に育てることが可能です。
そのためには、お母さんのお口の中から虫歯菌をなくすことが重要です。
「是非、唾液検査をして下さい。」
とおっしゃいました。
現在は唾液検査の結果から、キシリトールとフッ素を使って、虫歯菌の数を減らす努力を続けています。
むし歯のない子に育てるには、生まれる前から、私たち専門家とお母さんを中心にしたご家族の協力が何よりも大事です。
あなたも一度かかりつけの歯医者さんにお子様の虫歯予防を相談なさってみては・・・。
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