足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第93回 「母子感染」

先日、竹ノ塚にお住まいの30歳代の女性の方が、1歳のお子様を連れて来院されました。ご自分が、子供ころから虫歯が多くずっと歯医者通いで苦労されました。

しかし、まじめに通い続けたにもかかわらず、奥歯はほとんど抜かれ、入れ歯を入れているというのです。ご自分の大切なお子様にはこんな苦労はさせたくないとおっしゃいました。

お子様のお口を拝見しながら、『虫歯と母子感染』のお話をしました。生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯原因菌はいません。一般的に2歳から4歳の間にお母さんから感染して定着します。

この時期の感染に気を付ければ、一生、むし歯で悩まずに過ごすことができる可能性が高くなります。

そのためにも、お母さんのお口の中から虫歯原因菌をなくすことが重要です。現在、キシリトールとフッ素を使って、虫歯原因菌の数を減らす努力を続けています。あなたも一度、かかりつけの歯医者さんにお子様の虫歯予防の相談、なさってみてはいかが・・・。

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