第103回 「指しゃぶり」(後編)
島根町にお住まいの5歳の女の子の歯並びを治したいと来院された親子。精密検査を行ったところ、指しゃぶりが原因の不正咬合と診断されました。
離乳が始まり、指しゃぶりはしなくなるのが一般的です。しかし、食べるための運動神経系や咀嚼機能の獲得に問題がある場合や、心理的な要因、ストレスなどが原因で止められない事があります。
また、問題は、本人も指しゃぶりを止めようと思っているにも関わらず止められない場合が多いということです。今回のケースもそうでした。
そこで、指しゃぶり防止用矯正器具を使用してもらうことにしました。長年の習慣を止めるのは時間がかかります。
治療開始から一年がたちました。指しゃぶりはほとんどなくなり、歯並びもかなり改善されてきました。
お母様が帰り際に「こんなに早く止めさせるのならもっと早く相談すれば良かったです。」私たちのとって嬉しい瞬間でした。
あなたも悩んでないでかかりつけの歯医者さんに相談してみてはいかが・・・。
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