足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第106回 「虫歯は、うつるの?」

先日、島根町の30歳代の女性の方が、「まだ、歯は生えてないのですが、虫歯予防は出来ますか?」と2ヶ月の赤ちゃんを連れて来院されました。

お話では、他の医院で、この方、虫歯治療を行い、その後も必ず定期検診を受けていました。

しかし、その度に虫歯が見つかり、再治療の繰り返し、銀歯だらけになって、虫歯ってホントに怖い病気だと思ったそうです。そこで、お母さんの虫歯のリスク検査することにしました。

「先生、私じゃなくて子供の予防ですが・・・。」

虫歯は感染症です。生まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯原性菌のMS菌はいません。最も多いのが母子感染です。これが、お母さんの唾液検査を必要だと考える根拠です。

結果はMS菌数が最も多いハイリスクでした。治療してもすぐに虫歯になっていた訳です。お子様のために行う虫歯予防は、実はご自分の健康な歯を守る非常に有効な予防にもなります。

まずはあなたも、かかりつけの歯医者さんで唾液検査をお願いしてみてはいかが・・・。

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