足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第112回 「これだけでは・・・。」

先日、竹の塚にお住まいの7歳の女の子が歯並びが気になると、お母様と一緒に来院されました。

歯は、顎骨の上の決まった位置に正しく生えてきているように思われがちですが、生える場所は歯の周りの筋肉などに大きく影響を受けます。

歯の外側には頬や唇の筋肉、内側には舌の筋肉があります。歯は、これらにより並んで来ます。

また、指しゃぶりや頬杖、以上な飲み込み癖なども不正咬合の原因になります。

この女の子の場合も、これらの筋肉のバランスが崩れ、開口(前歯が咬めない)状態でした。

そこで筋機能療法を行うことにしました。

開始から18か月。
筋肉のバランスを正しく整えることで矯正用装置を使用することなく、不正咬合を治すことができました。

必ずしもこのような症例ばかりではありません。

矯正装置を付けて治療に3年以上かかる場合もあります。

しかし、治療するのなら早く始めるのが肝心。

あなたも悩んでいないで、かかりつけの歯医者さんに相談してみては・・・。

このページのトップへ

<< 院長コラムのトップへ