足立区の歯医者 前田歯科医院の院内新聞

院内新聞『歯〜とふるニュース No.48 2011年1・2月』

明けましておめでとうございます!!

2011年がおとずれました。皆様、明けましておめでとうございます。
新年を迎えた朝は、なんとなくいつもと違って空気が澄んでいて、清々しい気がします。

そんな日だからこそ、新しい目標を立てて、
「よしっ!今年も頑張るぞ!」という気持で、1年間取り組んでいきましょう。

今年も皆様にとって、すばらしい1年でありますように、
スタッフ一同、心より願っております。

今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

八幡 輝

おしらせ。1月後半から医院の2階の改装工事が始まります。工事中は振動や騒音などでクライアントの皆様にご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

D.landの定期管理

  • 健康状態の問診
    (とくに通院や服用している薬がある場合は必ず伝えて下さい。)
  • 口腔内の確認
    (粘膜や歯肉に異常がないか、つめ物の状態のチェックなど)
  • 歯周病検査
    (専用の器具を使った歯肉の検査)
  • セルフケアの確認
    (歯ブラシやフロスの使用状況や、虫歯予防プログラムのチェックなど)
  • 歯石およびバイオフィルム【細菌の塊】の除去
    (専用の機械を使用したプロフェッショナルケア)
  • フッ素塗布【1,050円】(※)
    (歯質の強化、ムシ歯菌が出す酸に溶かされにくい歯へと結晶を硬くする)

お口の中は年齢とともに少しずつ変化します。
過去にセルフケア(歯みがきやフロス)のトレーニングを受けた方も、現在のお口の状況に合わせた効果的なセルフケア方法を身につけて頂けたらと思います。

定期管理の際には、ぜひ歯ブラシをご持参下さい。

※2011年1月から「厚生労働省の指導」により、フッ素塗布が有料となりました。
フッ素塗布はムシ歯予防に大変効果的です。

クライアント(患者さん)の大切な歯を守る

こんにちは!歯科衛生士の山田です。

クライアント(患者さん)の大切な歯を守るのが、私たちの役割です。

普段生活していて、当たり前のように使っている歯。あまり意識していないかもしれませんが、歯は歯種により違う形をしていて、それぞれ役割が違います。

食べることに関しては、前歯はものを噛み切る歯。小臼歯は噛み砕く歯。大臼歯は噛み潰す歯です。健康な歯がしっかり噛み合わさることで、食事をよりおいしく感じることができます。とくに、日本の食文化は、素材そのものを噛んで味わうものです。

フランス料理では、「ソースは料理の要」といわれ、高級な食材をすりつぶすなどして一度壊し、時間をかけてソースを作り上げ、おいしさのベースをソースに求めている食文化といわれています。

日本料理は「すべて持ち味を壊さないのが要訣である」(北大路魯山人)といわれるように、食素材それ自体が主役であり、外部から添加された味は脇役に徹するものです。その代表といえるのが、「刺身」ではないでしょうか。

刺身は魚によっておろし方が違います。平作り、そぎ作り、細作りなどで、フグやカレイ、ヒラメは歯ごたえがあり、味が淡白なため、薄いそぎ作りなどにされます。噛むストロークごとに歯が接触し、筋繊維とともにうま味を多く含む結合組織を、大臼歯が噛み潰します。そこから抽出されたうま味成分(イノシン酸)が唾液に溶け出し、うまさを感じます。

素材を楽しむ日本食。それをおいしくいただくためには、しっかりした大臼歯の噛み合わせが大切だと思いませんか?

日本人が歯を失う大きな原因は、虫歯と歯周病です。どちらも細菌感染による病気なので、原因となっている菌を減らすことで、予防することができます。

定期管理受診率の比較(歯科医院構造改革論 -成功する歯科医院の条件とは より)

歯を守るために歯科衛生士ができること、それは定期管理で菌を減らすこと。

しかし多くの日本人は定期管理を受けていないようです。(図を参照)

北欧やアメリカでは定期管理を受けることは「当たり前」のことです。ですが日本の歯科医療は、病気の治療が中心です。

D.landにお越しのクライアントの皆様が国民の約2%の中に含まれる、健康観の高い方になることを私は願っています。

院長コラム

足立区 前田歯科医院 院長 前田 亨

皆様のおかげで、D.Land前田歯科医院は、今年で20年目を迎えることができました。本当にありがとうございます。

ところで、日本人のほぼ100%がなってしまう病気「虫歯」。一体、この病気の正体は何なのでしょうか?

答えは、ズバリ、感染症です。

生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌であるミュータンス菌はいません。ミュータンス菌の感染・定着は乳歯の萌出と同時に開始され、一般的に11ヶ月から36ヶ月に集中します。

主に、お母さんから感染しますが、お父さんや、昼間の保育士からも伝搬します。研究者は、感染源の保育者があるレベル以上のミュータンス菌を保有していると、感染のリスクが極端に高くなると報告しています。

つまり、虫歯予防とは、歯磨きや砂糖制限だけでなく、まず、最初にやらなければならない事、それは、お子様の保育に関わる家族の虫歯菌を減らす事だったのです。

唾液検査を行い、その結果から、虫歯原因菌の数を減らす「予防プログラム」を立案し、実施することで確実な虫歯予防が可能になります。

このように、今までの日本の常識では、考えられなかったことが、虫歯予防先進国、世界の常識なのです。

D.Land 前田歯科医院 院長 前田 亨

足立区 前田歯科医院

このページのトップへ

<< 院内新聞のトップへ