お知らせ
皆さん、歯を失い原因の90%以上が虫歯と歯周病ということをご存知ですか?
しかし、きちんと予防することができるのです!
生涯健康な歯でいられるための「健康セミナー」を開催致します。
クイズ形式の参加型のセミナーです。
楽しみながら虫歯や歯周病予防を身につけましょう。是非、ご参加下さい。
- 日時:3月21日(水) 午前11:00
- 場所:D.land 2回のD.landきっずにて
- 担当:トリートメントコーディネーター 大門 奈美子
- ※定員 6〜10名
予約制ですので、スタッフ、受付にお声かえください。
☆きっずからのおしらせ☆
3月予定
- 3/14(水) 11:20 感染症セミナー
- 3/23(金) 11:00 ベビーマッサージ
- 3/27(火) 11:20 新患セミナー
- 3/30(金) 11:00 ベビーエクササイズ
4月予定
- 4/10(火) 11:00 歯みがき教室
- 4/28(土) 11:20 新患セミナー
リトミック
- 内容:
3月 絵本(前歯の磨き方)
4月 ゲーム(奥歯の磨き方) - 持ち物:
歯ブラシ、タオル、きっずファイル
※ベビーマッサージとベビーエクササイズは3月で終了です。4月からは「デンタルリトミック」を行います。
虫歯は感染症
みなさんご存知のとおり、虫歯は菌が関係する感染症です。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌はパパやママの唾液を介して感染します。
ミュータンス菌が住み着く場所は歯です。
歯が生え始めた頃から感染が始まり、そのなかでも特に感染しやすい時期は乳歯が生え揃うまでの1歳半〜3歳です。
そこで!
D.landきっずでは歯が生える前からの虫歯予防を行ってきました。それと並行して虫歯は感染症という観点から「ママも一緒に予防をしましょう!」という取り組みを行っています。
1月にD.landきっずに来院している子供たちのままの73%は子供たちと一緒に通ってくれています。
「ママの健康は家族の健康」という言葉の通り、子供たちの健康な歯を守るために、またご自身のお口の中の環境を良くするためにも、ぜひママも一緒に予防をすることをお勧めします。
お子さんのむし歯予防には、まずお母さんのお口の健康が大切です。
左のグラフは、母親の口の中のバイ菌の数とその子どもたちのムシ歯になる割合を示しています。
母親のお口にバイ菌が多いと、子どももムシ歯になる可能性が高くなるのがわかります。
お母さんのお口の健康状態について歯科医院で検査してもらい、ムシは予防のアドバイスをもらいましょう。
右のグラフは、歯科医院で治療やお口の清掃をしてもらった母親としなかった母親で子どものムシ歯のでき方の違いを表したものです。
母親のお口をきれいにすると子どももムシ歯ができにくくなります!
D.landで定期管理
〜口腔内の健康維持&ムシバと歯周病の再発防止〜
定期管理コース
- 問診
☆お口の中・ホームケアの状況、服用薬の確認など行います。
※歯科処置でも、服用薬の種類によっては歯周病やムシ歯のリスクを高めてしまうものもあり、その場合それにあった方法での定期管理が必要になります。薬の変更がありましたら必ずお声掛けください。 - 口腔内検査
☆歯や歯肉はもちろん、粘膜や舌も診ます。(入れ歯のバネが折れていないかや、入れ歯の清掃状況も確認します。) - 歯周病検査
☆歯と歯肉の境目の溝の深さ(ポケット)を計ります。
数値に変化がないか、腫れや出血の有無を診ます。
歯周病は再発しやすい病気です。検査でその異変を見逃しません。 - 歯石除去
☆細い器具や、デンタルフロス(糸ようじ)で確認後、超音波機械や器具を使って歯石を取ります。 - PMTC
☆ポケットの中の歯周病やムシバの大きな原因であるバイオフィルム(強固な菌の塊)の破壊をします。バイオフィルムは薬液では破壊出来ません。クリーニングが最も有効とされています。 - フッ素塗布
☆高濃度フッ素塗布で、歯の質をさらに強化し、よりムシ歯になりにくくします。
歯周ポケット内の歯周病原菌は、PMTC後、歯周病が発病しないレベルまで下がります。しかし時間とともの増殖し、12〜16週で、歯周病が発病する菌量に達します。
そこで、歯周病が発病する前にバイオフィルムコントロールを行って、歯周病の再発を予防します。また患者さんひとりひとりのリスク評価(唾液検査や歯周病検査)から、効果的な予防法を把握したうえで、個々に応じた定期管理プログラムを決定します。
”美味しい食事、楽しいおしゃべり、そして満面の笑顔の人生”って素敵ですよね。
ぜひ小さなうち(0歳〜)からご家族で、定期管理で来てください!!
ムシ歯や歯周病はホームケアと定期管理で防げる病気です。
☆ぜひ、大切なご家族やご友人と、D.landを上手く使ってくださいね☆
担当歯科衛生士が心よりお待ちしています。
院長コラム
ネコヤナギのかわいい花が咲き始めました。寒い中にも、自然のなかで目を凝らして見ると、春はもうそこまで来ています。診療を行っていて様々な質問を受けます。そこで今回は、最も多いご質問のひとつである「虫歯」についてお答えしましょう。
1:食べたらすぐみ歯磨きをすれば本当に虫歯にならないのですか?
保健所や小学校で、食べたらすぐ「歯磨き」をしないと虫歯になってしまうと教えられました。疑う事なく言いつけをしっかり守り、食べたら、すぐに歯磨きする。しかし、虫歯になる人がいます。反対に、歯磨きもめったにしたことがないばかりか、寝る直前に甘いお菓子をモグモグ。でも虫歯が一本もない人がいます。何かおかしいと思いませんか?
WHO(世界保健機構)2003年クリニカルレポートで、「歯磨きと虫歯予防との明確な相関関係を示す強力な根拠はない。」と結論づけられました。
2:そもそも虫歯ってどのような病気ですか?
虫歯は虫歯菌(主にS.mutans)によって引き起こされる「感染症」です。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌はいません。
3:では、いつ虫歯菌は感染するのですか?
生後19ヶ月〜31ヶ月(感染の窓)に、お母さん(保育者)の虫歯菌が感染してしまう事が最も多く、虫歯菌が「多いタイプ」のお母さんの場合、その子供も同様に、虫歯で悩まされる事が多いのです。
4:虫歯の原因は、虫歯菌だけですか?
いいえ、虫歯菌がいるだけでは虫歯にはなりません。大きな原因として、食習慣があります。食べ物や飲み物を口に入れた瞬間に歯は、虫歯菌の出す「酸」によって溶けます。(ただし、虫歯菌の量によって溶け方に差があります) しかし、食べるのを40分くらい止めると唾液が、また元の健康な歯に治し始めます。(これを再石灰化といいます)
口の中では、この「脱灰と再石灰化」が繰り返されています。
一日に、三度の食事以外に何度も感触をしたり、アメをなめたり、ジュースをダラダラと食べたり飲んだりすると、唾液が元の歯に戻してくれる時間がなく、ずーっと歯は溶け続けます。そして、ついに虫歯になってしまうのです。
D.Land 前田歯科医院 院長 前田 亨
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