成人(13歳から)の とーってもお得な 物販パック 好評発売中です!!
- 当医院オススメの予防グッズを集めた
予防はじめてパック 1,300円 - フッ素で歯を守ろう!
イエテボリパック 1,400円 - キシリトールでミュータンス菌をやっつけろ!!
キシリトールパック 3,000円 - 1年分の歯ブラシとフッ素がパックになった
定期管理パック 4,000円
※詳しくはスタッフまで、おたずね下さい。
タフト17とタフト20がリニューアルしました
- 1.ネックの長さが1cm長くなり、お子さまでも上手に1番奥の歯まで当てられるようになりました。
- 2.小さな手でも握りやすいグリップになりました。
- 3.歯ブラシに猫と犬のキャラクターがついて、かわいいデザインに。
タフト17、20 各120円
D.Land きっず コラム
先日、3歳児のお母さんから「フッ素のことは良く分からないので、あまり使用したくないのですが・・・」という相談をうけました。確かにフッ素は不思議なものですよね。
では、フッ素(フッ化物)についてお話をしていきます。
フッ素は歯を強くするお薬で、山・川・海など自然界に多く存在しています。また、緑茶やわかめ、いわしやりんごなどにも含まれ、体をつくるためにとても大切な栄養素の一つでもあります。
しかし、ムシバ予防のためには食品から摂るだけでは不十分です。
定期的に歯科医院で塗布して、さらにお家でのフッ素入り歯磨き剤を使用することで、効果が高まります。
D.Land きっずでは、お子さまの年齢やお口の中の状態、生活環境、唾液検査結果などを総合的に判断し、その子のリスクに応じたフッ素の量と回数を決め処方しています。
その結果、5歳時のdff(乳歯のむし歯本数)は0.7本(日本の平均2.8本)、12歳児のDMFT(永久歯のむし歯本数)は0.4本(日本の平均1.4本)と各年齢におけるむし歯の本数を1本以下という素晴らしい成果を出しています。
フッ素もむし歯予防のための大切なアイテムの一つです。効率よく簡単に予防をしていきましょう。
フッ素の豆知識
- 硬組織(歯や骨)へのフッ化物沈着 ⇒⇒⇒ 10%(成人)、30%(小児)
- 24時間以内尿排泄 ⇒⇒⇒ 90%(成人)、70%(小児)
- そのうち、フッ素の口腔内の残留率は6〜17%(歯面塗布の場合)
- 小児の場合、1回の塗布量は1g程度。これによるフッ素摂取量は最大2mgFとなります。
- 急性中毒量(体重15kgで30mgF)をはるかに下回る量です。
- また、フッ素は歯に直接塗布し、年に数回行うものなので、斑状歯や骨硬化症など慢性中毒量の問題も心配ありません。
- お家でのフッ素と歯科医院でのフッ素を2つ合わせる事により、むし歯予防効果は80%もUPします。
キシリトールの話
キシリトールってなぁに??
キシリトールは主に白樺や樫の木などに含まれる「キシラン・ヘミセルロース」という成分を原材料に作られた天然の甘味料です。
キシリトールの効果は??
- ムシバの原因となる酸を作らない
- ミュータンス菌が菌体内にキシリトールを取り込むことによって弱まる
- 唾液が多く分泌され、その唾液によって歯の再石灰化を助ける
効果的な摂り方は??
1日当たり5〜10g(キシリトール100%ガムなら4粒・5歳までなら2粒。キシリトール100%タブレットなら13粒・5歳までなら7粒)を3〜5回にわけて5分以上かむ。
どれぐらいで効果が出てくるの??
キシリトールを食べると、2週間位で歯垢が減り始め、3ヶ月ほど経つと、ムシバになりにくくなります。
※ただし、3ヶ月経ったからといってすぐにやめてしまうと、再びミュータンス菌が増えはじめ、予防効果はだんだんなくなってしまいますので、続けることが大切です。
市販品には何%のキシリトールが入っているの??
まずは成分表をチェックしましょう!
キシリトール ÷ 炭水化物 X 100 = %
(例) ロッテ XYLITOL 14粒入り
7.0 ÷ 16.3 X 100 = 42.9%
この商品には、キシリトールが42.9%入っていることが分かります。
(1粒あたり0.5gのキシリトールです)
※メーカーや味によって、キシリトール含有量は違います。
どっちがお得??
《歯科専用 100%ガム》 | 《ロッテ 市販品》 | |
---|---|---|
キシリトール含有量 | 1粒1.3g | 1粒0.5g |
5g摂取するには | 1日4粒 | 1日10粒 |
ボトルで何日分 | 90粒入り 22日分 | 100粒入り 10日分 |
選ぶなら、歯科専用の100%キシリトールガム
キシリトールの効果を上手に取り入れて、家族みんなでムシバ予防しましょう!
院長コラム
診療中には、色々な質問を受けます。そこで今回は、最近大井質問についてお答えしましょう。
1.「むし歯は母子感染だと聞き、子供に移さないようにするには、どうしたらいいですか?」
確かにむし歯は感染症です。そして、子供が虫歯菌をもらうのは、ほとんどが母親です。母親にむし歯や治療した歯が多ければ、子供も同じようにむし歯が多いのが一般的です。たいていの子供は、いつかは虫歯菌に感染します。しかし、たとえ感染したとしても強い菌が棲みつかなければむし歯は防げます。
では、具体的にどのようにすればいいのか?それは、母親の虫歯菌を歯にくっ付きにくい、善玉菌に変えてしまえばいいのです。
お子様のむし歯予防は、お母さんの唾液検査の結果に基づいた予防プログラムを実行し、虫歯菌数を減らすこと、善玉菌に変えること、これが最も効果的な方法だと言えます。
2.「いつ虫歯菌は感染するのですか?」
一般的に、生後19カ月〜31ヶ月(感染の窓)に、お母さん(保育者)の虫歯菌が感染してしまう事が多いと言われています。
虫歯菌が「多いタイプ」のお母さんと「少ないタイプ」のお母さんでは、その子供が、むし歯になるリスク(危険性)は17倍も違うという研究結果が出ています。
3.「むし歯の原因は、むし歯菌だけですか?」
いいえ、むし歯菌がいるだけではむし歯にはなりません。もう一つ大きな原因として、食習慣があります。食べ物や飲み物を口に入れた瞬間に歯は、むし歯菌の出す「酸」によって溶け始めます。これを脱灰といいます。(むし歯菌の数によって溶け方に差があります)しかし、食べるのを止めると40分くらいで唾液が、また元の健康な歯に治し始めます。これを再石灰化といいます。
口の中では、この「脱灰と再石灰化」が繰り返されています。
一日に、三度の食事以外に何度も間食をしたり、アメをなめたり、ジュースをダラダラと食べたり飲んだりすると、唾液が元の歯に戻してくれる時間が少なく、ずーっと歯は溶け続けます。そして、ついにむし歯になってしまうのです。
D.Land 前田歯科医院 院長 前田 亨
<< 院内新聞のトップへ