足立区の歯医者 前田歯科医院の院内新聞

院内新聞『歯〜とふるニュース No.61 2013年3・4月』

皆さん、こんなことはありませんか?

  • 歯ぐきが赤い
  • 歯磨きをすると血が出る
  • 歯ぐきが腫れている

実はこれ、歯ぐきに炎症が起きはじめた『歯肉炎』のサイン!!

歯肉炎は、歯周病の初期段階です。

正しいケアをすれば、健康な歯ぐきに戻せますが、放っておくと歯を支えている骨が溶けてしまいます。

さらに、重度の歯周病まで信仰すると、歯が抜けてしまいます。

【でも、なぜ毎日歯を磨いているのに、炎症が起きてしまうのでしょう?】

それは、歯ブラシだけでは歯と歯の間、とくに歯ぐきの中まではお掃除しきれないからです。

歯と歯の間の清掃をしなければ、プラークはどんどん奥の方に入り込んで蓄積していき、歯肉炎も悪化します!

だからこそ必要なのがフロスでのケアなのです!!

やってみよう☆☆ロスですっきり歯間ケア

ポイント1 フロスは中指に巻きつけよう!

ポイント2 歯ぐきの中、1〜2ミリまで入れよう!!

ポイント3 1ヶ所ずつ、キレイなフロスを入れよう!!!

※フロスの使い方は、必ずスタッフに確認して下さいね!

D.land きっず コラム

先日、1歳児のお母さんから「周りの子供達よりも、歯が生えるのが遅くて心配です。どうしたらいいでしょうか?」という相談を受けました。

最近、歯の生える時期や順番について、とても気にされる方が多いように感じています。

そんな時、「お座りは1人でできますか?ハイハイはもうできますか?1人立ちはできますか?歩行は?食べ物の種類や食べ方は・・・・・・?」などとお聞きすると、お母さん方は「歯の事を聞いているのに、なぜそのような質問を?」と一様に戸惑いの表情を見せられます。

また、色々な人に相談してみると、「個人差だから」という一言で片付けられ、余計に不安になる事が多いようです。

その判断に間違いはありません。「個人差」なのです。

しかし、どうして個人差が生じてくるのでしょうか??

実は歯と身体の成長は大きな関係があるのです。

生後7〜9ヵ月になると、お座りができはじめたり、ハイハイができるようになります。

ちょうどこの頃から歯が生えはじめてきます。

1歳前後では1人立ちができるようになてきます。運動量も増え、食べ物の量や内容も変わり、しっかりと食べられるようにお口の中から物が出ないように、前歯が噛み合わさってきます。

1歳半頃になると不安定ですが歩きはじめるようになります。転んだり、ぶつけたり、様々な物がお口の中に入っても、衝撃にしっかりと耐えられるように、前歯の根が完成してきます。

2歳では、歩行が完成に向かっています。歩く動作や立ち上がる動作には、踏ん張るための力が必要となってきます。力を発揮するためには、奥歯でしっかりと噛みしめなければなりません。この頃、奥歯への刺激が伝わり乳臼歯が生えてきます。

3歳になると、感情が確かなものとなり、沢山の言葉を操れるようになってきます。それに足りるお口の容積が必要となり乳歯列が完成していくのです。

このように、身体の成長に伴ってお口の中の状態も大きく変化していくことが多いです。

乳歯だけではなく、永久歯への生え変わりの時期を見ても、身体と歯の関係は共に変化をしていきます。

身体の大きな子や小さな子、右利きの子や左利きの子、成長の発育が早い子やゆっくりな子、よく食べる子や小食な子など様々な子供がいるように、お口の中の状態や環境は1人1人違っています。その個人個人のリスクをしっかりと把握し、付き合っていくためには、幼い頃からの定期管理がなくてはならないものです。

私たちと一緒に大切なお子様の素敵な笑顔を守り、育てましょう。

院長コラム

足立区 前田歯科医院 院長 前田 亨

「虫歯って何?」

最近、良く目にする「予防歯科」。しかし、本当に理解している人はまだ少ないようです。今後、歯に関する悩みや疑問を解決していきたいと考えています。きっと得する話もあるはずです。

「歯の病気」「歯の治療」「予防歯科」「小児歯科」みなさんが知っている歯のうわさ話も真実が明らかになるのでは・・・。

さて、あなたは「虫歯って何?」と質問されたら、何と答えますか?

「歯が黒くなる、穴が開く、痛い・・・。」確かにそうです。間違いありません。
しかし、これらはすべて虫歯の後遺症に過ぎません。

虫歯は、感染症です。

「バイオフィルム感染症」という病気です。
では虫歯の原因菌は、いつ、誰から、どのようにして移るのでしょうか?

一般的に、幼少期(2歳から4歳)乳歯列が完成する時期に、お母さん(保育者)の虫歯菌が、離乳食を与えるスプーンや箸から感染し定着します。母子感染です。
一度、定着した虫歯菌は歯がある限り一生、住み続けます。

虫歯菌の多いお母さんの子供が、同様に虫歯菌を多量に保有しているのは
このためです。

では、感染を防ぐ方法はないのでしょうか?

もちろんあります。簡単です。

お母さんの虫歯菌を減らしてあげればいいのです。

まず、お母さんの虫歯のリスクを検査し、その結果に基づいた予防プログラムを立て、
実行(キシリトールやフッ化物の応用など)するだけで虫歯菌を激減させることができるのです。これは、母子感染予防だけの話ではありません。

虫歯治療にも言えること。

虫歯治療で最初に行うべき事は、歯を削ったり詰めたりすることではありません。
二度と、虫歯にならない口腔内の環境を作ることです。

なぜなら、環境が変わらない限り、何回でも虫歯になります。
そして、治療を繰り返す度に、更に悪くなり、最後は歯を抜かざるを得なくなります。

そうならないために必要なもの。それが「予防歯科」なのです。

今後も口腔内ケアの一助になる情報発信ができれば嬉しい限りです。

D.Land 前田歯科医院 院長 前田 亨

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